昨日に引き続きある理由で引越しをした人の
お話をしたいと思います。
その人のマンションは築20年を超えるかなり
古いマンションでした。
大家さんはすごくいい人でお風呂が錆びて古く
なったというとユニットバスにリフォームして
くれたり、窓が古くて台風のときに雨水が家の
なかに吹き込むといえば窓を交換してくれたり
と文句なく古いながらも快適に生活していました。
ところがあるときからその家にちょっとした異変が
起きるようになったそうです。
外出して家に戻ると何かが変わっているような気が
したといいます。
それがだんだん度を増すようになりました。
ある日、家の扉を開けると玄関に稲庭うどんの袋入り
のものが落ちていました。
また別の日は棚の上から粉のようなものが落ちている
ようなので見てみるとつりえさの端に穴があいていて
そこから粉がこぼれだしています。
なんだか怖くなってきました。
でも別に盗られたものもないしそれほど荒らされている
わけでもないので誰に言うこともできません。
家に帰るたびに異変が起きるというのは気持ちのいいもの
ではありませんね。
そしてある夜、寝ているとガサッ!何か聞こえたか?
気のせいかと思いそのまま寝ようとしたそのときまた
ガサッ、ゴトッ!
どうも台所のほうから聞こえてくるようです。
木刀を片手に勇気をふりしぼって扉をあけてみました。
どりゃあーーー!
すると小さな黒いかたまりが2つほどすごいスピードで
転がるようにかけぬけました。
なんとそれはネズミでした。人ではないと思って安心した
反面、ネズミだと知りさらにゾッとしたそうです。

次の日から家中に粘着式のネズミとりを設置して仕事に
出かけると帰るたびにいるわいるわで、必ず1匹は
ひっかかっていたそうです。何匹もつかまえて大家さん
に報告したところそのマンションの一斉駆除をしてくれること
になったそうですが、もう彼はそのマンションにはいられない
と引越しを決意しました。
引越す前にネズミとりの業者の人に「あれだけのネズミを捕れた
のはすごいね、うちの会社にこない?」とスカウトされたそう
ですが丁重にお断りしたそうです。
いまはネズミのいない快適なところに暮らしているそうです。
いろいろな理由があるものですね。
ワタシは女房があまり肉を食べさせてくれないのを理由に
今度焼肉屋さんの隣に引越しをしようかと考えています・・・
ではまた。
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